歯みがきの仕方の基本①【そもそも歯って何?】

日本人は、90%以上が毎日歯磨きをしています。
これを読んでいるあなたも、きっと毎日歯磨きをしているのではないでしょうか?
でも、疑問に思ったことはありませんか?

Aさん
わたしの歯磨き、これで合ってるのかな…
考えてみれば、歯磨きって基本、一人でするもの。
たとえば、お箸の持ち方とかなら、誰かとごはんを食べているときに「持ち方変だよ」と指摘されます。
でも、歯磨きはそういうのありませんよね。
Aさん
もしかしたら、よく虫歯になるのは歯磨きの仕方が間違っているのかも…
そんなあなたに、歯磨きの基本を教えちゃいます。
これを読めば、あなたも歯磨きマスターになれるかもしれません。
第一回目は、「そもそも歯って何?」ってところからはじめていきたいと思います。

そもそも歯ってなんなの?

そもそも歯ってなんなのでしょうか?
骨じゃないの? 中にはそういうふうに思う人もいるかもしれません。
まず、歯は骨とは違います。
ウィキペディアによると、こんなふうに定義されています。

(は、tooth)は、口腔内にある咀嚼するための一番目の器官。人体でもっとも硬く、遺体ではその治療状況によって人物の特定の重要な手掛かりとなる。

歯は体の器官のひとつです。
食べ物を噛み砕いて小さくし、体の中に取り込むために、進化の中でできたものです。

詳しく見てみると、歯はこういった構造をしています。
意外と複雑な構造をしているのですが、みなさん知っていましたか?
それぞれいったいどのような働きがあるのか、まとめてみました。

歯の構造について

エナメル質

エナメル質の役割は、歯の保護です。
人間の体でもっとも硬い組織であり、96%以上がミネラルで構成されており、のこりは水と有機質です。
どのくらい硬いのかというと、ダイアモンドを10としたところの7です(モース硬度で比較)。

上記したようにかなり頑丈なのですが、弱点もあります。
それは、酸に弱いという点です。
ごはんを食べると、口の中は酸性に傾きます。
酸性になると、エナメル質からカルシウムやリンが溶け出してしまい、虫歯になりやすくなります。
またエナメル質は、ダメージを受けたりすり減ったりすると、二度と元に戻りません。

歯を守るためにも、まずはフッ素等でエナメル質を強くするところからはじめましょう

象牙質

象牙質の役割は、歯冠部から歯根部までの歯の形成です。
ちなみに、歯って白いですよね。あれは実は、象牙質の色なんです。
エナメル質は半透明であり、その厚みによって、象牙質が透けて見えるのです。

エナメル質というのは、ダメージを受けても痛みを感じません。
しかし、象牙質は違います。
象牙質には感覚神経線維が走っており、虫歯等でエナメル質が破壊されたりすると、象牙質がむき出しになり、2、3病程度の短くて鋭い痛みを感じます。
また、冷たいものを食べたりしたとき、「歯がしみる…」って思ったことはありませんか?
いわゆる「知覚過敏」と呼ばれる症状ですが、こちらもむき出しになった象牙質に、冷たいもの等の刺激が伝わり、痛みを感じるのです。

歯髄

歯髄の役割は、歯の防衛機能です。
これが、いわゆる「神経」と呼ばれる部分です。

虫歯が進行し、歯髄にまで及ぶと、激痛が走ります。
これを歯髄炎と呼びますが、ここまでくると、神経自体を抜いてしまわなければならない可能性もあります。

セメント質

歯の根元部分の表面です。
歯を固定する役割があります。

歯根膜

歯槽骨と歯との間のクッションの役割をしています。

歯槽骨

あごの骨の中で、歯を直接支えている部分のことです。

歯肉溝

歯と歯ぐきの間にある溝のことで、歯周ポケットとも呼ばれます。
もっとも汚れ(プラーク)が溜まりやすい場所ですので、この部分のケアが一番大事です。

歯肉溝は、汚れが溜まれば溜まるほど深くなっていきます。
したがって、ケアも難しくなります。

健康的な人であれば、溝の深さは1~2ミリ。
6ミリ以上になってくると、重度の歯肉炎になり、抜歯リスクも高くなります。
そうならないうちに、歯ブラシだけではなくフロスや歯間ブラシ、タフトブラシで、毎日適切なケアを心がけましょう。

歯肉

歯ぐきと呼ばれる部分のことです。
年齢を重ねれば重ねるほど、歯ぐきは下がってきてしまいます。
歯ぐきが下がると、歯周病のリスクが高まります。

また、一度歯ぐきが下がってしまうと、元に戻すことはかなり困難です。
ですので、こちらも日々の予防が肝心です。
防止策としては、こちらもフロスや歯間ブラシ、タフトブラシの使用等に加え、歯ぐきのマッサージも効果的です。

根管

根管とは、歯の根本部分で、歯髄が詰まっているところのことです。
歯医者さんに行くと、根管治療…といった言葉を耳にしたことはありませんか?
虫歯が進行して、神経(歯髄)が炎症を起こすと、歯ぐきの腫れや、全身疾患につながる危険性があります。

そうならないように、歯の根の部分から治療する…それがいわゆる根管治療です。

根尖孔

歯根の先の穴のことです。

まとめ

以上が歯の構造です。
ふだん何気なく磨いている歯でも、こうして構造を知ってみると、「どこをケアするべきか」というのがわかりやすくなると思います。
歯みがきの基本として、まずはその部分を抑えておくといいでしょう。
第2回では、歯の磨き方について書いていきます。

(第2回に続きます)

参考

エナメル質とは
https://www.hagashimiru.jp/about-enamel-wear/tooth-enamel.html
オーラルペディア
http://www.apagard.com/oralpedia/index.html
歯と歯周組織の構造
https://www.lion-dent-health.or.jp/labo/article/knowledge/01.htm

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